ドライバーヘッドの鉛

昨日のレッスン前にフジクラ・ゴルフクラブ相談室に預けてあったリシャフトドライバーを取りに行った。シャフトは、フィッティングですっかりその感触に惚れてしまったモトーレ・スピーダー。どのヘッドに装着しようかと悩んだが、結局今の安心感をどこかに残しておきたいということから、思い切ってレディースドライバーをリシャフトすることに決めた。

フジクラのフィッターさんは一瞬躊躇されたが、私のカルテを取り出して親身に相談に乗ってくれた。「出来るだけフィッティングで一番良かった試打クラブに近い状態」「可能ならシャフトは45インチ未満」という無理難題を申し出て、向こうからは「バランスが出ないのでヘッドに鉛を貼る」「計測上の判断で希望のRではなくR2に使うかもしれない」「あとはカルテを元にお任せ」という条件が整って今日それが完成。

ドライバーリシャフト全景
ドライバーリシャフト

オリジナルドライバー完成
自動ドアが開くと同時に自分の顔を見て担当のフィッターさんが「やりましたよ!レディースヘッドで!」と妙な達成感を滲み出しながら笑顔で迎えてくれた。ここは普段からこういう雰囲気なんだろうか(笑)。

打席が空いていたので「打ってみますか?」と早速試し打ち。すぐ試せるとは思っていなかったのでちょっとびっくり。ヘッドスピード、ボール初速、打ち出し角度、打感、安心感ともに申し分なし。さすがにスピン量は3000〜3300と少し多めだけどロフトがあるからしょうがない。

帰宅後、いざ練習場へ
そして自宅に戻ってから練習場へ直行。逸る気持ちを抑えながらアイアンから練習に入り、いよいよドライバー。初っ端からミスショットが出ると凹んでしまいそうだったので、レディースドライバーの時のようにかなり加減したスイングから。高価なリシャフトなので贔屓目もあるかもしれないが、ちょっと有り得ないほどの感触とボールの勢いに感動。

たった1球打っただけですぐ休憩(笑)。これが続くとも思えなかったので休憩しながらそのワクワク感にしばし浸りたかった。案の定、その後このクラブの問題点が浮上。加減した手抜きスイングが功を奏していたレディースシャフト時代と比べ、こいつはしっかり振れる代わりにナイスショットが1〜2発続くと、思わず次は力んでしまうという手順。

ドライバー練習(前半)

怖いほどのヘッドが走る感触
捕まり具合とその感触はリシャフト前の比じゃなくなった。ただ時々切り返しの一瞬に「硬い!」と感じてしまう時があり、そういう時はミスショットを出してしまう。これは正しくは「感じてしまう」のではなく、切り返しですでにミスを犯しているというだけかもしれない。

また、プッシュアウトや引っ掛けなどのミスショット時も、以前より強い勢いでミス方向へ出る怖さ。プッシュアウトはそのまま曲がらないので怖さは少ないけれど、引っ掛けたボールの勢いが凄い。そのうち慣れてきたら右を向いてアドレスする事も出てくるのかなぁ?と感じる。

軟鉄のような感触?
ドライバーのリシャフトは初体験なので、良いシャフトは他もすべてそうなのかもしれないが、なんか軟鉄クラブのような感触。ボールが実際当たるのはヘッドだからこういう感想はおかしいかもしれないが…。

ドライバー練習(後半)

スイング動画
動画は、練習開始直後のゆっくりスイングと、そこそこ力を入れてスイングした後半のもの。今日は他のクラブも含めてやや左方向にボールが出てしまうことが多く、少し張り切りすぎだったかもしれない。動画に収めたボールも勢いは増したと感じるがまだ安定度に欠ける。

モトーレ・スピーダーシャフト

今回のスペック変更内容
Callaway BB→Fujikura Motore Speeder V5.0
長さ:44.0→45.0inch
バランス:B9.5→C9.5
シャフト重量:43→56g
クラブ総重量:280→305g
調子:先→先中調子
フレックス:L→R
トルク:6.7→5.5
振動数:210→240cpm
※シャフト重量はカタログの数値。