ゴルフ肘の患部はここ

ゴルフによって肘を痛めるいわゆる「ゴルフ肘(ゴルフエルボー)」と呼ばれる症状。スイングすることで受ける手首から前腕にかけての衝撃が伝わり、肘の痛みを訴えるというもの。経験者である私に、最近2人の友人から同症状の相談を受けた。共通するのは急激に練習量を増やしたという点。

ゴルフ肘(ゴルフエルボー)の患部


ゴルフ肘の患部は前腕(手首と肘の間)の内側。痛みを感じるのは肘だけども原因は手首付近や前腕の太い部分。よって湿布したりサポーターで保護すべき場所は、前腕の内側となる。要は手首や前腕内側(小指側)から受けた衝撃が肘に伝わって炎症を引き起こすというしくみ。

小指と薬指を動かすと、このあたりの筋肉が動くのですぐわかる。逆に外側を傷めるのはテニス肘(テニスエルボー)と呼ばれる。ゴルフ肘よりも有名で慢性化も多いと聞く。ゴルフで外側を痛める場合も稀にあるとか。

私の場合は、ごく初期の症状で通院したので、安静と専用の湿だけで約1週間から10日で違和感がなくなった。治まったあとも、急激に運動量を増やさずに湿布とサポーターをしながら、徐々に馴らしたと記憶している。

ゴルフ肘で発通院した時の記事
左肘を整形外科医で診察

発症の主な原因は、練習場のマットの硬い衝撃。ゴルフ肘のことは先輩ゴルファーから日常生活にも支障が出るほど痛みが出て長引くこともあると聞かされていたので、早めの通院と処置でほどほどの症状で済んだ。

それ以降、日常的に予防のためのストレッチも欠かさないようになった。

ゴルフ肘予防のストレッチ

ストレッチの方法は写真のような感じ。私は体が硬いので、指を上向きにして軽〜く行う程度だが、指を下に向けて下から引っ張る方法の方がより負荷かがかかるので、普通は下向きの方が良いみたい。

重度の場合は絶対安静に!って無理なんだなぁ〜これが(笑)


相談された友人のうち1人は、仕事にも支障があるほど悪化。これは初期症状が感じられたのに安静しなかったせい。そのうちペットボトルを開ける動作で痛み出し、最後にはズキズキとした痛みが1日中になったらしい。ここまでくると全治半年とか1年以上になるケースもあると聞く。

それでも彼は、私があげたサポーターをぐるぐる巻きにして、また近々ゴルフ場へ行くらしい。でもこのパターンの人が大変多いのも事実。

(1)初歩の段階ですぐ通院。
(2)医者の言う事はできるだけ範囲で守る。
(3)守れそうにない時は、正直にその場で相談してみる。


これらがお薦めの流れ。私の場合は「できれば2週間安静。」と言われたので、(3)を相談して、「ケア(湿布)とストレッチをしながら腕と相談しながらなら大丈夫だよ。まだ軽いから。」と言われた。

ゴルフ肘を予防するには


若ければ筋力アップという方法もあるらしいが、今さらそんな苦労はできないので前出の腕伸ばしストレッチだけ。筋力アップの方法は、ネットで探せばいくらでも見つかるのでここでは割愛する。

ゴルフバカってのは、元来安静ができないように出来ているので、自分も友人には「安静」と言いながら、同時に「安静なんてしないだろう」とも思っている。痛みは、それ専用のサポーターを巻けばその時だけ和らぐ。

でもこれで治ることは絶対にないことを知って欲しい。
いい大人なんだから・・・。

(2014年8月改訂)


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